酔っ払いと理性の話。

20歳になって、頻繁にお酒を飲むようになった。私の周りはお酒に弱い人が多い。記憶を飛ばしたりゲロを吐いたりいろんな失態を見たり聞いたりする。正直お酒に吞まれる理由として

「酔っ払っても許される」

「酔って何もかも忘れてしまいたい」

と、どこかにそんな気持ちがあるからだと思う。

でんつうはお酒強いよね、と言われてきたけど別にそんなわけじゃない。自分をセーブする方法を知っているだけだ。理性を飛ばさずに飲む方法も記憶を飛ばさずに飲むこともできる。人前ではそういう飲み方をしているだけだ。最近、悪酔いの仕方を覚えてしまった。だから変なお酒の飲み方をしてしまう。記憶を薄めて本能のままに動いたりしゃべったりする術を身につけた。完全に悪い例だ。次の日は辛いし自分なにやってたんだろうって心から思うけどそれでも辞められない。ここまでくると一種の中毒だ。完全に酔ってもいいのはこの人の前だけと決めているから何かやらかしてもまだ許されるものの、外では絶対に同じことはしないと決めている。私がベロベロになるまで酔うのは自分の家か酔っても許してくれるその人の家だけにすると決めている。私が何故わざと変なお酒の飲み方をするのかと言うと、お酒に酔うと私は素直になれるのだ。普段言えないことを言えるようになる。だから軽率に頼ってしまう。良くないことだと思いながら度数の高い安い缶チューハイを一気に流し込む。そしてぼんやりした頭でいろんな話をする。冷静になったときに恥ずかしくなるのだけれども。そんな私はそれこそ昨晩もまたやらかしたばかりだ。来てくれた友達にカオスな現場を晒したのだ。友達の話を気きながら号泣し、その場にいたもう1人には土下座をしまくり、なぜか体の至る所に噛み付いた。お酒は怖い。頭を3歳児レベルにさせる。ほんとに許してくれる人の前でしかここまで酔えない。外でこんなに酔うなと釘も刺されてる。お酒を飲むなら時と場合をわきまえたいし、人に迷惑をかけないようにしたい。