縋りたくて、変わりたくて、変われなくて、

変わりたいと願う。願っても変わらない。変われないのだ。変わりたくて変われなくて涙が出るのだ。弱音を吐いて全てを許されたいと思う。思うだけでどうにも出来ないのだ。弱音を吐くとめんどくさいと言われる。だから弱音を吐かないようにしようと思う。思うだけで、壊れそうになって、また弱音を吐く。そして同じようにめんどくさいと言われる。悪循環をぐるぐるぐるぐる。そして逃げるようにお酒を飲む。自分が飲んではいけないとわかってる強いお酒を一気に流し込む。縋るように空腹に流し込んだ安い缶チューハイは私の感情を高揚される。ぼんやりした頭が私を私とは別の人にさせてくれるようだ。そして再び狂ったように泣く。リミッターの外れた私はポロポロと勝手に涙がでる。自分の嫌な感情すらを人に押し付けてまた泣く。最低だ。最低で自分勝手な私は、いつ誰に捨てられてもおかしくないのだ。いつ嫌われてもおかしくないのだ。そんな考え方をやめようと思って、止め方が分からなくて、またぐるぐるぐるぐる。らちなんてあかないのだ。人の優しさに触れてはまた自分が最低な人間なんだとそんな考えをしてしまうのだ。弱くて弱くて弱くて弱い。最低で最低で最低な私が、最低を捨てるには、捨てるには。