自分のためとか、人のためとか。

何を考えてるのかわからないとよく言われる。いつもニコニコしてるのが怖いと言われる。裏がありそうとよく言われる。怒っていても言わないからまた感情がわからないと言われる。私は怖いらしい。多分いつも同じようなトーンでいつも笑いながら話をするから。あいつは怒らせるなと言われてる。腹黒いとも言われる。その度に本当の自分がなんなのか分からなくなる。

あれがいいとかこれがいいとか自分で決められない。多分、そこまでしてまで押し通したいほどの自分の意見がないから。お昼ご飯何が食べたい?とか、次の休みどこに行きたい?とか。些細なことでもなにがいいか聞かれても何も答えられない。いつも私はなんでもいいとか、分からないとかそういうことばっかり言ってしまう。気を使ってる訳ではなくて、本当になんでもいいと思ってるし自分の気持ちがわからないから答えられないだけ。それでまた何も言わない私に対して何を考えてるのか分からないと言うのだ。私だってわからないのだからどうしようもない。自分のために生きるのが苦手だ。きっと自分のことが嫌いだからだ。

強引にでも提案してくれるくらいが私は好きだ。あれをしよう、これをしよう。あれを食べよう、ここに行こう。決めてくれる方が私は嬉しい。それに対していいよとか嫌だとか言う方が楽だ。いい時はいいよって言うし嫌な時はちゃんと嫌という。その方が私はいい。だから私を引っ張ってってくれる友達がいつもそばいる。私にはそんな強引すぎるくらいの環境が一番あってる。

同じペースに合わせようとされると、らちがあかなくて自分のことをもっと嫌いになるから嫌だ。でも置いていかれるのはもっと嫌だ。私の友達は引っ張っていってくれる。置いてはいかない。強引にでも引きずっていってくれる。私にはそれくらいでいいのだ。それくらいが、丁度いいのだ。