否定の権利。

私の生き方は明らかに普通では無い。そもそも普通が何か分からないのに、今ある全てを否定されるなんてたまったものではない。私は最低な人生を、最低な自分という存在で生きているのだ。今更最高になんてなれやしない。最高どころか普通にだってなれないのだ。

別に納得してほしいなんて思ってないしこんな人がいるのかと、それだけでいいのだ。だけど否定されるのだ。全部を受け止められるなんてあるわけが無い。それは普通のことなのだ。しかし、何かを否定される度に、存在していることを否定された気になるのだ。今、ここにいることを否定された気になるのだ。顔も、名前も、生き方も、考え方も、すべて。だって私はそうやって生きてきたのだから。否定というのはいつだって怖いものだ。