皮肉と他人と自分と他人と。

大事にされるよりも必要とされたいと思う。

自分の存在価値はないんだなと思って皮肉を口にした。私はいなくてもいいんだ。私は私が嫌いだ。必要なんて思わない。そこまではいわなかったけど、私は私が嫌いだといった。私を必要としない人に話をした。すると急に私を褒めた。あたかも過去なんてなかったかのように嫌になるほど私を褒めだした。何度も何度も。褒められたことなんて1度もなかったのに。私が嫌だと口にした途端、もっと嫌になるくらいに褒められた。素直に受け止めることなんて出来なかった。ただただ私は惨めになった。作り笑いをした。昔の話。馬鹿みたいな話だ。

 

私が欲しかったのはそんなものじゃない。

私が何も言わなくても、

私が弱音を吐かなくても、

私を認めて欲しかった。

私を必要として欲しかった。

 

そんな思い出の中で生きて、そんな思い出と共に生きて、私は今でも自分を好きになれないままだ。